インプラントに関する誤った情報をご紹介します。ご参考にして下さい。

インプラントには寿命がある
よく、インプラントの寿命は5年とか10年とか言われているのを耳にします。しかし、実際には定説ではありません。
インプラント自体は、一度骨としっかりくっついてしまえば、長期に渡り安定した状態を保つことができ、数十年という単位で使用できます。一生ものと言っても過言ではありません。しかし、インプラントを支える歯ぐきや骨の状態が悪くなり、歯ぐきが腫れる、インプラントがぐらつくといったトラブルも無いとはいえません。また、上部構造の寿命により、上部構造を作り直す必要があることもあります。これらを未然に防ぐ、あるいは初期の段階で治すために、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
インプラントの手術後、腫れがひどい
インプラントは国内でも数十種類、使われており、それぞれのインプラントで手術方法が異なります。インプラント手術後、歯ぐきや頬が腫れることは、よっぽどの難しい症例でない限りありませんのでご安心下さい。
インプラント手術を行うには入院が必要だ
以前は、実際に入院して手術を行うこともあったようです。今でも、骨移植を伴うケースでは、入院することが必要になることもあります。しかし、現在はほとんどのケースで入院は必要ありません。麻酔も通常の歯科治療と同じ麻酔で手術が行えるため、歯科医院での手術が可能です。手術時間も通常、1時間程度で終わってしまいます。
オールオンフォーは必ず4本のインプラントで出来る手術だ
オールオンフォーとは、全く歯の無い人が、わずか4本のインプラントを埋入し固定式の補綴物を入れて歯を回復する。というものですが、全部の歯が回復するわけではありません。またインプラントの種類も通常とは異なり、とても長いインプラントを使用するため、これを埋入するかと思うと少しためらってしまう方もいるかもしれません。
誰でも可能な手術ではなく、中にはこの方法では手術が行えない方もいます。